奥平大兼(おくだいら だいけん)さんは、初めて受けたオーディションで映画「MOTHER」(2020年)のメインキャストに大抜擢されました。
映画初出演なら、演技も初という衝撃デビューを飾りましたが「MOTHER」での演技がとても評価され第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞!
他でも新人賞を3つ獲得し、新人賞4冠という快挙を成し遂げました。
その後も映画やドラマにコンスタントに出演しています。
衝撃デビューを飾った映画「MOTHER」では、奥平さんの母親役で長澤まさみさんが出演していますが、奥平さんは長澤さんからビンタをされ、劇中とはいえ自然に泣いてしまったというのです。
「MOTHER」とは一体どういう映画なのか?
そして、ビンタをされた奥平さんはなぜ泣いてしまったのか?
そのあたりを調べてみましたよ(^^♪
奥平大兼が初出演「MOTHER」とはどんな映画?
奥平大兼さんが初出演した「MOTHER」は、17歳の少年が起こした実際の祖父母殺人事件をヒントに作られた映画です。
育児放棄といえる行動をとりながらも息子に強い執着を見せるシングルマザーの秋子を演じたのが長澤まさみさんで、秋子の息子・周平を演じたのが奥平大兼さんです。
監督は、『日日是好日』、『光』などを手掛けた大森立嗣さん。
ネタバレしないようにざっくりとしたあらすじを書くと、息子(奥平大兼さん)へのゆがんだ愛情を持ったモンスターのような母親(長澤まさみさん)の物語です。
母親自身は愛情を与えているつもりでも、それがどこか異常でまともではないんですが、それでもどうしても母親を嫌いになれない息子の関係が見ていてハラハラします。
劇中にも出てくる言葉で言うと「共依存」。
母親も息子もお互いが依存しすぎていて、親子というせまい関係性の中から抜け出すことができない状況がもどかしく、そして考えさせられます。
実際の殺人事件を題材にしているので、かなり衝撃的で内容的にも暗く重いものになっていますが、いつもは明るく素敵な長澤まさみさんが、今まで見たことのない悪い母親を体当たりで演じている点は見どころです。
もちろん奥平大兼さんの初めてとは思えない演技にも注目です。
映画の中で長澤まさみさんが奥平大兼さんにビンタをするシーンがありますが、ビンタをされた瞬間奥平さんは思わず泣いてしまったと言います。
痛くて泣いたのか?
アドリブでやられたのでびっくりしたのか?
次は奥平さんの涙の訳を調べてみましたよ(^^♪
奥平大兼が長澤まさみからの真剣ビンタに涙、その訳とは?
ビンタのシーンはテスト撮影の時は空振りで練習していたとのことです。
多分奥平さんはこの時点では、「誰からも説明がないから、本番も空振りで音とか後から入れるんだろうな」くらいに思っていたと思います。
ところが本番では本気のビンタが飛んできたということなのでかなりびっくりしたでしょうね。
びっくりしたのと長澤まさみさんの迫真演技が、ビンタされた瞬間に奥平さんを息子・周平の気持ちに近づけたんだと思います。
奥平さんはインタビューで次のように語っていました。
「撮影テストの時には、動きだけで実際にはたたかれなかったんですが、本番ではもちろん本当にたたかれました。お母さん(長澤)の手が見えないくらい早くて、スパーン!って来て。すごくビックリしましたが、体温が伝わってきて、自然と涙が出てきました。でもなぜかどうしても泣きたくなくて、自分の手をぎゅっと握って涙が流れないように我慢しました。それでも結局、泣いちゃって。周平の気持ちになれたのかな。もう一度今同じことをやれと言われてもできないと思います」
2020.7.3 「クランクイン」より抜粋
台本では泣かない予定だったのが、周平の気持ちになったら泣いてしまって、我慢して泣かないようにしたけど、結局泣いてしまった。
ここは周平の気持ちがギュッと詰まっている名シーンだと思います。
実際監督からは泣いた演技でも「OK」が出たようです(^^♪
奥平大兼 世間の反応は?
奥平大兼さんは、映画初出演にして新人賞を取るほどの実力の持ち主!
世間の反応も気になるところですよね?
はまゆ@i4WPSy3F2ulGP2uさんは長澤さんと奥平さんの演技に引き込まれたようですね。
演技が上手すぎるから見ていて辛いというのも、それだけ迫真の演技をしているってことですね。
masako@masako82145205さんも、奥平さんの演技に注目した一人。
ごまふ@goma_hpさんも「重い、暗い、やるせない」という感情を持っています。
それでは、映画予告編のYouTubeおいておきますので興味のある方は奥平さんと長澤さんの演技をチラリとご覧ください。(内容が内容なので好みが分かれると思います。苦手な方はスルーした方がいいですよ…)
奥平大兼 まとめ
映画「MOTHER」出演後は、ドラマ「ネメシス」、「卒業式に、神谷詩子がいない」(日本テレビ系)など、そして2022年は映画「マイスモールランド」にも出演している奥平大兼さん。
新人賞4冠という衝撃デビューを飾ったからこそのプレッシャーもあると思いますが、きっとそれも乗り越えて素晴らしい俳優さんになると思います。
これからも奥平大兼さんの活躍は要チェックですね(^^♪
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